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上演作品

主な対象:小学生

海のこえがきこえる

小学生のナミはお父さんと海にやってきて、メッセージボトルを流しますが・・・
上演時間:約50分(休憩なし)

上演にあたって

この作品は環境問題をテーマに、海洋汚染や海洋ゴミの視点から、主人公が体験する物語を通して、自分達の身近な問題として考えてもらいたいと制作しました。
「地球は子どもたちから借りているもの。」
安心して暮らせる未来を子ども達に手渡していける世界をつくりたいと願っています。

お話

海のこえがきこえる
~サイレントボイス~

小学生のナミは、ビンに手紙を入れて流す「メッセージボトル」の話 をきき、自分もやってみたいと思う。
夏休みのある日、ナミは手紙が入ったペットボトルを何本も抱え、海にやってくる。そして、そのメッセージボトルを海に流そうとした、その時、クラスメイト のカイが現れる。海が大好きなカイは、メッセージボトルを流すナミが許せない。
「ナミさん!海にゴミを捨てないで下さい!」
「メッセージボトルのどこがゴミなのよ!」
もみ合っているうちに二人は、海の中に落ちてしまう。
海の中はゴミでいっぱいだった。 色々な生き物たちに遭遇しながら、海の中を歩くナミとカイ。
そこにクジラの歌が聞こえてくる。
クジラは何かを訴えているらしいが、ナミとカイにはわからない。
次に聞こえてきたのは、ゴミ達のしゃべり声だった。そこには、ナミのパパの姿が。 パパは自分が海に捨てたビールの缶になってしまっていた。
「パパがゴミになってる!?」  
そしてナミとカイは、海にいる生き物やゴミたちの、悲し気な声を聞く。


作/久野由美    演出・美術/矢羽田輝伸
音楽/遠山裕   ステージング/酒井麻也子
照明/坂本義美  音響/山北史郎
衣裳/劇団たんぽぽ衣裳部
制作/上保節子

舞台写真

感想

アンケート

  • わたしは、今日の劇を見て、1つゴミをすてるだけで、海の生物が死んでしまうことが、本当にかわいそうだなと思いました。自分が総合の学習で調べた時よりとても、「ぐっ」と心につきささりました。えさとまちがえて(プラスチックを食べて)死んでしまうのが一番悲しかったです。
    自分にできることは、海に行ったらゴミひろいをこれからしたいと思います。海だけではなく、山や川などでも少しでもゴミを減らすことができるとうれしいです。
  • 伝えたいメッセージが子どもにもとてもわかりやすく描かれていて、大人の自分が観ても大変心を動かされ、感動しました。
    演出やダンス、衣裳、美術、すべてが本当に素晴らしかったです。子どもたちもとても集中して見ていました。
    今の時代に必要なお芝居で、今後全国の子ども達に(親子に)見せてあげてほしいです。
  • テーマがわかりやすく、舞台上の細やかな演出の工夫が良かったです。子ども達もひきこまれていて、素晴らしかったです。
  • 環境問題を子どもたちに意識づける良い劇でした。言葉にならない自然からのメッセージを人間はもっとキャッチしなくてはならないですね。
  • 海岸に打ち上げられているゴミは、海からのお知らせと感じました。初心にかえり、一人ひとりが気を付けよー。
  • 小4と中2の娘に見せて良かったなぁと思いました。海に行ったとき、ゴミの多さに本当にびっくりしました。
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